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3歳の息子とポケモンを楽しむ

ボードゲームが子育てにオススメな理由

ボードゲームが2歳,3歳(もしかしたら4歳,5歳)の子供に対してなぜオススメできるのか。3歳の息子を持つ僕がその理由を考えてみました。

知育玩具とひとくくりにされがちですが、本記事はボードゲームに特化しています。 

1.「大人との本気の勝負」を学ぶことができる

みなさんは自分のお子さんに対して本気で勝負したことはありますか?走るのがどちらが早いか、どちらが力が強いかなど、どうしても手加減をしてしまうと思います。実際に筋力や頭脳の差は大人と歴然ですから当たり前のことだと思います。

ボードゲーム「運」と「かけひき」のバランスをうまくコントロールしてあげることで、こどもとも本気の勝負が楽しめます。「運」とは自分ではどうすることもできないものに対し、「かけひき」は自分でコントロールできるものとして表現しています。

「運」が強すぎると楽しくないです。勝負に対する満足感も高くなく、あまり意味がありません。いかに「かけひき」の要素をこどもの成長に合わせて加えていけるかが重要です。

たとえば、ジャンケンは「運」の要素が多く、自分の力で勝ちを導くことはできませんん。対して、ババ抜きは大人から見ると「運」の要素が多いゲームにはなりますが、相手の表情を読み取ってカードを引く、同じ絵札を自分で探す、などいった自分の実力が反映される「かけひき」が発生することにより、こどもは満足感を得られるのです。

この「かけひき」をどのようにうまく設定することによってこどもと「本気の勝負」をすることができるのです。

絵合せメモリーカード

絵合せは同じものを当てるという「運」の要素に、一度出た絵札を覚えておくという「かけひき」の要素が加わります。

はらぺこあおむしメモリーゲーム

はらぺこあおむしメモリーゲーム

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・はじめてのゲーム「果樹園」/テンポかたつむり

大人からみると「運」の要素だけなのですが、自分でサイコロをふるという新鮮な行為が「かけひき」を錯覚させます。 

ハバ はじめてのゲーム・果樹園 HA4655

ハバ はじめてのゲーム・果樹園 HA4655

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Ravensburger テンポかたつむり

Ravensburger テンポかたつむり

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2.「勝ち負け」を学ぶことができる

たとえば、パズルや迷路、ぬりえ・シール貼りなどの遊びは、自分ができるかどうかのチャレンジで、誰かに勝つか負けるかという感覚ではないと思います。

ボードゲームは基本的に「相手」と競い合うということになるので、自分との戦いというよりは相手との戦いという感覚が得られます。「やった!できた!」という感覚よりも「やった!勝てた!」という感覚です。

「勝ち負け」を学ぶということは「勝つこと」「負けること」の気持ちを同時に学ぶことができます。勝った時の達成感や爽快感、負けた時の悔しさや悲しさを理解することは、他人の気持ちになって考えられることへの第一歩を踏み出すことにもつながるのではないかと思います。

特に本気の大人に勝てるという感覚は早いうちから体感させてあげたいです。

 

3.「ルールを守ること」を学ぶことができる

当たり前ですがボードゲームにはルールがあります。自分の番になるまで待つ、カードを1枚ずつ引くなどのルールはそのゲームを楽しむための大切なルールです。

ボードゲームみんなで共通のルールを理解して「守る」ことではじめて成立します。本当はもっとたくさんサイコロを振りたい、カードをたくさん取りたいなどという欲求を自律して抑え込む力が身につくのです。

このルールをこどもの成長に合わせて複雑化していくことで、よりボードゲームを楽めます。

 

 ・なんじゃもんじゃ

自分で引いたカードに自分で名前をつける。単純なルールですが、みんなでその名前を共有して盛り上がります。

ナンジャモンジャ・シロ

ナンジャモンジャ・シロ

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4.「戦略」を学ぶことができる

ボードゲームに「うまく勝ちたい!」と思うようになると、かけひきの戦略が重要になっていることに気づくはずです。

こっちを選んだほうがお得、こうすると相手は困るだろう、というような高度な選択がボードゲームには散りばめられているので、自然と戦略という概念が身につくはずです。

これはあるあるだと思うのですが、神経衰弱の時にカードを2枚揃えたい時、大人は場所が確実にわかっているカードを2枚目に残しますが、こどもは揃えたいという想いが先行し、揃えたいカードを1枚目に取ってしまいます。

そういう一つ一つの戦略を理解することで、またゲームが楽しくなり、思考も成長させていくことができます。

 

5.「数字や言葉」を学ぶことができる

たとえば「数字」を学ばせたいのであれば、サイコロの出た目を数えるすごろくや、描いてある絵柄の数を数えるゲームで学ぶことができます。数字の延長で「計算」もボードゲームでは定番で登場します。

「ひらがな」を覚えさせたいのであればカルタなど音で聞き取って文字を選んだり、言葉を連想させるゲームなどで遊ぶことで学ぶことが可能です。

親が学んで欲しいことが盛り込まれているボードゲームで遊んで貰えば自然と楽しみながら身につきます。

 

 ・ハゲタカのえじき

数の大小や、「ー(マイナス)」引き算の概念も学べます。

 ・かるた

ひらがなを学べます。

かるた ポケットモンスター ソード シールド

かるた ポケットモンスター ソード シールド

  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

まだまだありそうなボードゲームの魅力

ざっと5つほど魅力を書いてみましたが、まだまだ魅力がありそうです。

思いついたらまた足していこうと思います!